核酸
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遺伝子
DNA
核酸
よく聞くキーワードですが、一体
どんな成分で、体内でどのような
役割を担っているのか?
どのような事で補えばいいのか?
「核酸」について簡素にまとめてみました |
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核酸とは? |
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人間が生きていくうえで必要不可欠な栄養素と云えば、五大栄養素である炭水化物(ブドウ糖)
タンパク質(アミノ酸) 脂肪(脂肪酸) ビタミン ミネラル。それに食物繊維を
加えた6つが広く知られています。 そして第七の必須栄養素として知っておくべきもの・・
それが「核酸」です。
私たちの体をつくっている細胞は、おおよそ60兆個あるといわれています。
この想像しがたい多くの細胞のひとつひとつに核酸は必要なのです。
脳細胞とかの一部の細胞をのぞき、この60兆個の細胞は「新陳代謝」を起こしています。
ある一定時期がくると、細胞は分裂して自分と同じ遺伝子情報をもったコピーをつくります。
そして自分はアポトーシス(自滅死)して、コピーに自分の役割をゆずるのです。
私たちの細胞は、およそ4カ月で脳神経細胞を除くすべての細胞が入れ換わります。
心臓、腎臓、胃腸などは、たいだい20日くらいで更新されると云われていますし
25兆もある赤血球は100日、腸内の強力な消化酵素にさらされている局所の細胞などは
数日ごとに更新されていると云われています。
そうやって新陳代謝を行うことにより、出来る限り若々しい細胞で体を構成し
健康で長生きしようとしていく。 人間だけではなく動物本来に備わった自己防衛の
基本中の基本として新陳代謝は存在します。
この新陳代謝を起こす時。つまり細胞分裂、核分裂して新しい細胞をつくる時に
絶対必要な栄養成分が「核酸」です。
ハーバード大学の研究によれば、核酸成分であるところのアデニル酸が
体内の遺伝子に深く関与していて、通常の代謝などに関係があるという報告があります。
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| A |
核酸には2種類があります。 |
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● DNA(デオキシリボ核酸)
DNAは細胞の核内に存在しています。
構造は細長い糸状をしており体細胞ではヒストン、精細胞(精子になる細胞)ではプロタミンという
たんぱく質に巻きついた形をとっています。この物質を核タンパクと呼びます。
ヌクレオチドは核酸の最少単位といえるもので、リン酸、糖(デオキシリボース)、塩基が結合して
出来ているものです。 このヌクレオチドが鎖のように、たくさんつながり二重らせん構造をしている
のがDNAです。
人間では、ひとつの細胞核の中のDNAを全部つなげると、約30億個の塩基対が並んでいます。
このDNAが分裂して細胞が増えていくのが細胞分裂です。
また下記で紹介している、もうひとつの核酸・RNAをつくると云われています。
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● RNA(リボ核酸)
RNAもヌクレオチドが鎖状に多数つながった形をしています。
DNAとの違いは塩基の一つ、チミンがウラシルに、また糖であるデオキシリボースがリボースに
なっている点です。
RNAは1本のヌクレチオドから出来ています。
RNAには3種類の、それぞれ異なった働きをするものがあります。
DNAが支持する細胞の生成の一端を担う役割のほか
アミノ酸の種類を選択的に選んで運んだり、DNAの遺伝情報を、たんぱく質製造場所に伝える
役割を果たします。
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| B |
基本的な役割と重要な役割 |
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DNAは、全遺伝子情報を記録した生物の設計図
DNAの中にある遺伝子は体をつくるタンパク質合成のための設計図の役割を担っています。
親の形質が子に伝わる遺伝現象はDNAの働きによるものです。
人間のDNAには、約10万種類のタンパク質を合成するための遺伝情報があります。
子供のDNAは両親の、それぞれのDNAが一つに合成されたものです。
DNAは設計図としての役割のほかに、もうひとつ大きな役割があります。
それは、「自己複製(細胞増殖と新陳代謝)」です。
人間は、たった一個の受精卵細胞が成人するまでに60兆個に増殖します。
また体内では古い細胞が死に、新しい細胞が生まれる新陳代謝を繰り返していますが
これもDNAの自己複製です。
DNAがもっとも重要な役割を受け持つ部所は、細胞の生成がもっとも活発な「骨髄」です。
骨髄は、血液をつくるところです。
血液は、骨髄にある幹細胞からつくられます。赤血球、白血球、リンパ球、血小板など
生命維持に必要な、いろんな血液成分が日夜つくられています。
新しい細胞が、どんどん生成されるところなので、ここでの核酸は重要な役割を担っています。
たとえば、赤血球は一番大事な自分の命である核酸を骨髄に置き去りにして流血中に
出ていきます。子孫のために核を残して無核の状態で出て行くのです。
そして、その生命は約4カ月で終わってしまいます。
免疫をつかさどる白血球のうち、50〜70%をしめる好中球は血液中で約1日、組織内で数日
2〜5%の好酸球は好中球より少し長い程度の寿命で、一番長いリンパ球であっても
ほとんどは数日、長く生き残るものでも、ほとんどのものが週単位で入れ換わっています。
このように骨髄や睾丸など新陳代謝が激しい部所の細胞は
はDNAが最も多く要求され、需要供給が旺盛です。
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RNAは、設計図に基づいてタンパク質を合成する大工のような役割
RNAには mRNA・tRNA・rRNAなどの種類があり、お互いが協力してタンパク質合成の
一端を担っています。
また脳細胞は新陳代謝が起きないのでDNAの必要性が少なく、RNAの量が多い事がわかっています
RNAは、たんぱく質の生成に役割を果たしていて
特に記憶に関して重要な役割を担っているのもRNAの特徴です。
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| C |
核酸は体内で合成される |
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● デノボ合成
主に肝臓でアミノ酸などから核酸を合成する方法です。
たとえ食事からの核酸がなくても、このデノボ合成によって核酸は体内で生産されます。
これにより一時期、核酸の経口から(食事から)の必要性がないという誤解がありました。
しかし加齢などに伴って肝機能も低下し、デノボ合成による核酸合成量も減るため
体内の核酸量も減少してしまいます。
● サルページ合成
食べ物の細胞の中にある核酸がヌクレオシド(ヌクレオチドからリン酸がとれたもの)などの
成分に分解・吸収されたものが、体内で再び核酸に合成される方法がサルページ合成と
呼ばれる合成方法です。核酸の重要性が認知される度に、このサルページ合成による
核酸摂取の重要性が重くなってきています。
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| D |
デノボ合成とサルページ合成における「フィールドバックコントロール」 |
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デノボ合成とサルページ合成の間には、サルページ合成が増えるとデノボ合成を減らし
サルページ合成が減るとデノボ合成を増やすという、フィールドバックコントロールが
働いているため、体内の核酸量は一定に保たれています。
核酸食を摂っても痛風にならない?
従来の栄養学では核酸食(核酸を多く含む食事)は痛風の原因になるので
摂らないほうがよいとされてきました。
痛風とは、血液中の尿酸が増えすぎたために、関節部などに尿酸が結晶化して
炎症を引き起こし、痛みを生じさせる病気です。
核酸の成分であるプリン塩基を持つアデノシンやグアノシンなどが分解されて尿酸は作られるので
このように考えられてきたわけです。 しかし現在では、よぼど過度でない限り核酸食をとっても
フィールドバックコントロールによって体内の核酸量は一定に保たれるので
核酸塩基のアデニンやグアニンから作られる尿酸の量も核酸食を摂る前と変わらず
ほとんど影響を与えないことが分かっています。
最近の研究では、痛風はストレス・アルコール・激しい運動に起因することが分かってきています。
仕事や人間関係のストレスを解消しようと、お酒をたくさん飲んだり、運動後に
たくさんビールを飲むと、高尿酸血症になりやすくなります。
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| E |
核酸の必要摂取量 |
成人では、核酸および核酸関連成分が毎日2.4〜3gぐらい体外に排泄されているといわれています
したがって、この排泄された分を補給しないと核酸は不足するので、
肝臓での合成(デノボ合成)や食事での合成(サルページ合成)で補う必要があります。
(下記、食品中の核酸含有量を参考に)
食品中の核酸含量 (可食部分1kg中の成分) ※印は重要な栄養は豊富だがコレステロールが高い
| 臓器 |
鮮魚 |
魚/缶詰 |
乾豆 |
| 鶏肝臓 ※ |
402mg |
イワシ |
343mg |
イワシ |
590mg |
うづら豆 |
485mg |
| 牛肝臓 ※ |
268mg |
アンチョビ |
341mg |
カキ |
239mg |
そら豆 |
484mg |
| 豚肝臓 ※ |
259mg |
サケ |
289mg |
サバ |
122mg |
がばそ豆 |
356mg |
| 子羊肝臓 ※ |
88mg |
サバ ※ |
203mg |
ニシン |
82mg |
えんどう豆(クロ) |
306mg |
| 鶏心臓 ※ |
187mg |
イカ ※ |
100mg |
ハマグリ ※ |
44mg |
小白豆 |
305mg |
| 牛心臓 ※ |
49mg |
ハマグリ ※ |
85mg |
サケ |
26mg |
大いんげん豆 |
293mg |
| 子羊心臓 ※ |
50mg |
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エビ ※ |
10mg |
大北部豆 |
284mg |
| 牛脳 ※ |
61mg |
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アンチョビ |
6mg |
こけもも豆 |
248mg |
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マグロ |
5mg |
小いんげん豆 |
190mg |
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えんどう豆 |
173mg |
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赤小豆 |
140mg |
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上記の核酸を多く含む食品等から栄養バランスを考えて上手に摂取しましょう。
しかし、現実は一日の食事で摂れる核酸の量は、せいぜい1gぐらいです。
残りの1.4gから2g程度を肝臓でのデノボ合成で補うことになってしまいますが、年齢を重ねるほど
デノボ合成能力が衰えてくるため必要量を補いきれず、その結果核酸不足を招くことがあります。
核酸不足は身体に重要な影響を及ぼすことになりますので、補助食品を使うことも
有効な手段です。
補助食品による核酸の一日の摂取量は、肝臓の状態、食生活などによって
それぞれ異なるのは当然ですが、目安としては
おおよそ若い人なら1日/300mg
高齢者なら1日/500〜1500mg を摂取すれば良いとされています。
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| F |
重要/核酸摂取における注目点 |
●体内で合成される核酸(デノボ合成)は不完全で未熟な核酸であると云われ
体内で出来てしまう普通でない細胞もこの核酸を利用することができます。
しかし食品等から摂取しサルページ合成される核酸は
普通でない細胞の栄養源にはなりません。
つまり、
必要量(約1.4〜3g)を食品などから摂取すれば、フィールドバックコントロールにより
普通でない細胞は利用できる核酸が不足してしまいます。
核酸は、デノボ合成にしろサルページ合成にしろ主に肝臓で、その合成は行われいますが
細胞単位での合成もされます。
普通でない細胞も、自己で核酸を合成して分裂しますので、経口の核酸量を増やし
肝臓でのデノボ合成を減らしても、100%体内のデノボ合成を無くし
通常の細胞でないものの分裂を完全に抑制する事はできません。
しかし、経口の核酸摂取によりサルページ合成の核酸を増やし
肝臓のデノボ合成を減らせば、普通でない細胞に対してかなりの圧力を加えることができます。
経口からの核酸摂取(サルベージ合成)で1日必要量をすべて補給することで
フィールドバックコントロールによる素晴らしい特性が期待できるです。
そして、先に述べましたが核酸は細胞のアポトーシスにも関係していると云われています
当サイトが、黒酵母発酵液Extra、そしてフコイダンエキスに次いで
核酸の摂取をお薦めするのは統合的健康を考える上での第三の矢としての
核酸摂取です。
●DNA、RNAが 高分子 であることが大切です
核酸は、体内(肝臓)で長時間滞在する必要があります。
つまり分解、吸収、そして核酸の合成に時間がかかる「高分子」である必要があります。
最初から低分子のもの、つまり核酸の最少単位であるヌクレオシド
(ヌクレオチドからリン酸がとれたもの)や、それに近い分子形態のものを摂取すると
消化の過程で更に分解されてしまい、サルページ合成に使われにくい事が分かっています。
また分子量が小さいと、体内で核酸成分が尿酸になりやすいこともあるようです。
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