脂抽出した後、乾燥させたフコキサンチンの写真
フコキサンチンは分子式 C42H58O6 で表され、非プロビタミンA類のカロテノイドの一つです。
フコキサンチンは、褐藻やその他の不等毛藻に存在している色素で、葉緑体において
光合成の補助色素として機能しています。
特に、褐藻類中のカロテノイドの大部分がフコキサンチンです。
1990年頃から盛んに各大学研究所や食品総合研究所などで研究、試験などが行われています。
これらの研究によりフコキサンチンは
カスパーゼ-3(アポトーシス、プログラム細胞死に関係するたんぱく分解酵素)及び
アポトーシス(DNA断片化)に深く関係することが明らかとなりました。
フコキサンチンの構造図✖
フコイダンの研究は1970年頃からはじまり、1995年頃から大きな注目を集め始めました
特に2007年には日本農芸化学会をはじめ多くの企業や研究者が開発に取り組みました。
モズクに含まれる特殊な成分として研究されたフコイダンですが、その分子構造は
Lフコースが硫酸基で連なった多糖体とされていました。
今から30年以上も前のお話らしいですが、その頃なんとか医薬品に・・と解析や
または医療現場への実験を重ねていました。
しかし、その後 「八週間」での検査結果で、〇か✖かを判断する傾向が強くなり
医薬品への道は閉ざされました。
●海外では日本と違い1年後や10年単位のロングでも医薬品になっています。
たとえばブルーベリーエキス。長期の飲用で胃腸薬など数種の医薬品として使われています。
〇フコキサンチンは脂溶性。 フコイダンは水溶性。
実は、裏になにか企みがあったのではないか・・というふうに思われる事がおきました。
2010年頃になって、フコイダンの機能性のうち最も重要視されて考えられてきた
要素は関する部分は、フコイダンに含まれる色素であるフコキサンチンが
試験管レベル、動物実験で非常に強い興味深い成分であると宣伝し非常に高額で販売される
ことが多くなってきました。
しかし本当は海藻などの時は同じ所などに存在する2つの成分なのに、フコイダンの機能性は
フコキサンチンだったというふうに子供じみた話がわいてきたのです。
熱湯つまり水分に溶かして取り出していくのが「フコイダン」
脂質に溶けて取り出していくのが「フコキサンチン」
元々全く違うものが、いつの間にか同じにされて高額にて販売されていたのが事実です。
健康食品として製品化されたのに、勝手にフコイダンのデータにのって、
「その機能性を持っていたのはフコキサンチンである」というような間違いが
本当のように広められたのです。研究はほとんどされないまま。
九州方面にある有名な大学の優秀な医師が、こんな簡単なことに気が付かなかったのか・・と
思うのは私だけではないと思います。
Lフコースが硫酸基で連なり
それに色素であるフコキサンチンが
付着したもの全体を使い研究されたきた
渇藻類抽出物が「フコイダン」の研究の
歴史なのです。
フコイダンとフコキサンチンは
まったく同じものと定義した方が
ビジネス上、都合が良い人がいる事に
ご注意下さい。
多くの会社は下記のように説明しています。
原材料に、わずか1%しか含まれない希少物質「フコイダン」
⇒更に、そのフコイダンに1%しか含まれない
超希少物質「フコキサンチン」
だから「凄い」 だから 「高価」!なのが当然のフコキサンチン製品
ほとんどの人はうっかり信じてしまうでしょう・・
しかし、1日の飲用量が違いますから製品に含まれる含有量が違う事に気が付きませんか?
つまり、フコイダンから1%しか取れないけど飲用量は1%か、それ以下で良いのなら
製品は同等か、もしくは3分の1のコストで出来るので「高価な理由」にはなり得ないのです。
「藁をもつかむ」気持ちをビジネスに悪用する典型的な例といえます。
バイタルモアは、これに加え「フコキサンチンの弱点」※このあと述べます
を隠して、高額で販売する現状をゆるせず未だ時期尚早の感のある
フコキサンチン製品の開発に乗り出しました。
それは試験管レベルの実験ではありますが、フコキサンチンには非常に強い機能性があることです。
海藻の通常の色素「緑」と、このような「赤」の色素であるフコキサンチンが混じって
「茶褐色」と言われる「フコキサンチン」となります。
つまり、フコキサンチン以外の褐藻類の色素がまじり通常は「茶褐色」となります。
当サイトでも、フコキサンチンは「茶褐色」と表現していますが、正確にいうと「赤」であり、
自然の状態では「茶褐色」となります。
製品として出ているもので「赤褐色」のものは他の物質が多く混じっている証拠です
※きれいな赤であるフコキサンチンに他の物質が多く混じると「赤褐色」となります。
フコキサンチンは、抽出物(フコイダン)に含まれる成分のうち「油」にとける性質の
カロテノイドで、フコイダンに含まれる他の成分(フコースや硫酸基)は水溶性です。
自然界の中で相反する性質をもつ物質の分子がしっかりと連なって出来ている形で
成分として「安定性」があります。
※油に溶かしこんでコップに入れたフコキサンチンの写真
研究の中で、特に細胞単位の健康において、フコイダンのよりも
高い機能性をフコキサンチンが持っている事が分かってきました。
しかし、それは当社が推奨するフコイダン製造メーカー、金秀バイオや他の大手のフコイダン
研究者も「当然」わかっていています。
しかし、まだ「フコキサンチン抽出製品」は、いまだ大手では販売されていません。
なぜでしょう?
それは、フコキサンチンを取り出すためには「脂」に溶かせて分離させる必要があります。
しかし、純粋なフコキサンチンの分子の安定性は極度に悪いのです。
抽出して「直後」に分析すれば高濃度のフコキサンチンとして計測可能です。
しかし分析センターの数字は分析した時点の数字であり、1時間後の数字ではありません。
残念ながらフコキサンチンは他の物質と違って、時間の経過と共に、それも極度の
スピートで崩壊していきます。
なので、良いものとは分かっていても「製品化」や「実用化」が難しいのです。
当社としては、誠実な情報として皆様に是非、知っていただきたい実情です。
多くの「フコイダンではなくフコキサンチンでないとダメ]」と謳っている会社は、
これまで報告されているフコイダンの論文が実は微量に含まれるフコキサンチンによる作用
との印象を受けさせていますが、実際これは無いと考えられます。
多くの論文で使用しているフコイダンは抽出溶媒に水、熱水で酸で調整したものを
使用しており、油溶性物質であるフコキサンチンは抽出されてきません。
また、フコキサンチンは熱に弱いので、分解し更に時間の経過と共に更に分解します。
つまり、論文にされているフコイダンの実際の研究の使用時には限りなくゼロに近い
微量のフコキサンチンしか残っているはずがありません。
ですから、これまでのフコイダンに関する多くの論文はフコキサンチンによるものでは無く、
フコイダン(フコース+硫酸基+ウロン酸+超微量のフコキサンチンないしフコキサンチンゼロ)といえます。
フコイダンの機能性は実はフコキサンチンが起こしていたというのは
詭弁である事は明白です。
また、フコキサンチンが注目しはじめたのは1990年代でフコイダンが1970年代と
古くからあり、同じ褐色の海藻から抽出されるのでこういった展開がはじまったと
考えられます。
フコキサンチンは物質的に不安定で研究がはじまったばかりで、
現時点では論文の報告はフコイダンに比べて圧倒的に少ないのが現状です。
医学的に考えて医薬品では合計数千~一万件以上。
よく健康誌で見る50人とかでは無いのが現状です。
これから更にフコキサンチンの研究が進み、本当のことが分かる日が数年後、
十数年後に来るかもしれません。しかし、それを待っている余裕のない方がいるのも事実です。
未知の部分の多い物質。つまり、未知の期待ができる物質である事はいえると思います。
そういう意味でも、是非フコイダンと同時摂取することでフコキサンチンを期待の物質として
捉えてほしいと思います。
また、詭弁を使いフコキサンチン絶対論を使い、高額で製品を販売する会社は当社としては
問題が大きいと考えます。
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フコイダンの基礎知識でも紹介していますが、食品に関する法律ではフコキサンチンのような
物質は全体の10%以上含有していれば全体をフコキサンチンと称しても問題はありません。
しかしフコキサンチンの濃度を10%以上にする技術を人類はまだ持ち合わせていません。
フコキサンチンの製品のページをみると濃度などを記しているところは僅かですが
概ね2~5%が2020年現在では限界です。
では違法なのかというと微妙なところです。
通常フコキサンチンは油に溶ける成分なので業界では”フコキサンチン オイル”として認識しています
つまり「フコキサンチンオイルとしての表示をしているのだ」と主張すれば
”100%フコキサンチン”と"フコキサンチンが1粒に100mg" (実はオイルが100mg)いう
表示は違法ではないと言えてしまうのです。
魚の油に含まれるDHAは平成元年頃市場に出始めましたが、
この製品に良くある「濃度のあとし穴」をみると分かりやすいかもしれません。
DHAは不飽和脂肪酸というビタミンEなどの仲間です。
例えば・・広告に「1カプセル=300mg」 「DHAを高濃度80%含有」と書かれていてると
あたかも1カプセル中の300mgの80%の240mgの製品だと思ってしまいますが、
そうとは限りません。
よく製品を見ると隅の方に小さく1カプセル中の"内容物”が300mgと書かれていて、
そのうちの不飽和脂肪酸の80%がDHAとあります。
しかし1カプセル中の不飽和脂肪酸の量は書かれていません。
不飽和脂肪酸の量を表記する義務はないので問題はありませんが、
これが書かれていなければ本当に入っているDHAの量はまったく分かりません。
つまりもしかしたら1カプセルに限りなくゼロに近い量かもしれないのです。
DHAの低価格製品に多い表記の落とし穴です。
フコキサンチンオイルに含まれるフコキサンチンの濃度がたったの2%?と
疑問に思う人がいるかもしれませんが、実は
2%をもし本当に含有していたら立派な高濃度のフコキサンチンオイルです。
塩水は3%であれほど塩辛く、人間が含む水分は70%ですが完全に固形の物質です。
あたかも1カプセルに100mgのフコキサンチンとあれば通常、
勘違いしてしまいがちですがそんな事があるはずがありません。
1カプセル中に100mgのフコキサンチンオイルが入っているだけで、
そのうちの最高でも2%以下のフコキサンチンを含有している製品が多いのが
現状であり本当です。
よく「フコキサンチン」が何グラム、御社のフコイダンに入っていますかという質問が
ありますが誤解を招くといけないので「微量:限りなくゼロに近い」とお答えしています。
フコキサンチンは、高濃度を主張するほどの技術が確立できていない。
そして不安定でオイルにしてしますと、すぐに崩壊が始まる。
フコイダンに色素として入っている”微量”のフコキサンチンが、
その形態で数々の研究者から機能性の実績を生み出してきたので基本、問題はありません。
単独のフコキサンチンオイルにして量や濃度を主張し「崩壊の事実」を隠しているのが
問題です。
現段階で、フコキサンチンの安定化の問題は解決していません。
2007年時点では多くの大手フコイダンメーカーが、大きな期待を寄せて
フコキサンチンの製品化を目指しました。
しかしどうしても抽出してしまうと崩壊を避けれないのが現状です。
フコキサンチンは例え、微量であってもフコイダンの一部(色素)として結合し
安定した状態で摂取、吸収性を考える事が現実的にもっとも活かせるといえます。
フコキサンチンは時間、熱に弱く、更に飲用した場合消化酵素の影響を受け、
更に崩壊していきます。
フコイダンの研究の中で、その存在が知られました。
当社ではここに書いてから数年あとに、2年間:かつ冷蔵ならフコキサンチンの
安定化が出来ている製品を販売しています。
※長期間の冷蔵と日本食品分析センターでの公式な調査。
現段階で、もっとも効率よく実用的な利用方法は、高額なフコキサンチン製品に飛びつくよりも、その費用があれば、近年開発された”ナノカプセル技術”によるフコイダンの摂取で、
しっかりと研究、実証されてきたものに、フコキサンチンを加える形であると考えています。
当社は、このページでご説明した内容を踏まえて現状を憂い10年越しで製品を模索し続けました。
詳しくはVital-フコキサンチン Trustのページでご紹介しています。
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